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2019/04/02

JBCF修善寺大会 Team UKYO帯同

2019年3月16日・17日
JBCF実業団ロードレース大会 修善寺大会

2019年のJBCF初戦であるレースに帯同。
Team UKYO としても2019年今年初めてのレース。
チームからは8名。
畑中選手、吉岡選手、横塚選手、Benjami選手、Raymond選手、Robbie選手、今年から加入となったSam選手、内間選手の合計8名が出場。

前日より一人40分のコンディショニング。
外国人選手が4人、長時間移動により筋肉が固まっている選手も。そして練習にて筋肉が固まってしまっている選手も。
レース前なので、出来ることを考えて施術。

レース当日、気温は本当に寒く一桁台。
しかし、久しぶりの修善寺に出場するわけでもない自分もワクワク。
1時間前にホテルを出発してテントやバイク準備等をしてくれていたメカニック大西さんやマネージャー沼澤さん。私はボトル準備やレース前準備、寒すぎるためほとんどの選手がスタートアップオイルで脚や腕、お腹や肩に塗り体を温め保温させます。
一日目の16日は距離も12周60キロと短いため高速で展開された。Team UKYOはアタックに反応し、アタックを起こすレースを支配する走りをする。
これがプロであり、当たり前なのだが見事。
ゴールシーンを見るとわかるが、全員がTeam UKYOなんじゃないかと思うほどで20位以内に7人。最後のアタックでマトリックスに刺されてはしまったものの2位、3位、4位はTeam UKYO。

レース後は11位だった畑中選手が「俺は11位だったけどチーム内で6位って、、、俺はカスだ。」という。
このチームはそんなチームなのだ。
自分が戦ってきたチームは集団にへばり付いてレースを作るではなく、レースでどうやって上位に組み込ませるかを考えていた。
考え方がそもそも違う。
レースの取り組み方、練習の取り組み方、食事の取り方、補給の取り方、私生活の過ごし方、それらの考え方。
身近で感じることができる、見ることができる。
このチームのマッサージャーとしていることはそれらの選手をケア、コンディショニングするということ。
体の考え方、ケアの仕方、コンディショニングの仕方もそれ以上のプロ意識が必要。
それだけの自信と覚悟が必要。
一人約40分、選手の筋肉はレースにより適度な張りになりやっと脚がレース仕様になった感じで、疲労で固まった感じではない。2日目はさらに期待ができる。

2日目、レースの距離は倍になり24周120キロ。
レースとしては普通の距離だが24周は選手の気持ちを少し萎えさせる。
前日と同じように選手はスタート前にスタートアップオイルを塗っていく。
「レース展開を見ながら各自判断しレースに勝っていく」
前日より距離が長いために少し落ち着いてレースが展開されていくと思っていた。しかし、そんなことは一切なくレースは逃げができては逃げを追いかけて潰す。その逃げを潰す必要があるのかと思うことも多々あったが、そんなことはおかまいなしでレースは進んでいく。6周目、強力な12名の逃げができる。ここに反応したのはTeam UKYOからは横塚選手と吉岡選手。各チームも逃げに乗せている。徐々にタイム差が開いていく。
中盤だったためこの差を考えながらメイン集団はコントロールされるが、このままではいけないとTeam UKYOや他のチームはメイン集団からアタックをかける。
逃げができるが、後続集団もこの逃げは容認できず追ってこの逃げを吸収する。
吸収されると集団は落ち着いてペースが落ちる。
そして、思わぬことが起こった。
先頭集団12名を残してメイン集団というべき50人ぐらいの集団が12周目だったと思うが全員足切りとなってしまったのだ。
まだ半分でこれからレース展開は活発する。この集団はレースを諦めて先頭集団に追いつかないのではなくまだレースを作ることが出来る選手が大勢いる。
そのようなレース展開でこのような決断を下したJBCF大会本部。
信じ難いことが起こった。
レースを降ろされてしまった選手は呆然。意味がわからない。
チーム関係者も意味がわからなく、呆然とする。
降ろされてしまった選手フォローに行こうと思ったが、まだ先頭集団で吉岡選手が戦っている。
気持ちを切り替えて吉岡選手の補給を行い、1周戻ってくる間にフォローに回った。
残った10名も人数を減らしながらレースが展開されていく。その中からアタックが発生し14周目、マトリックス2名、Team UKYO吉岡選手の3名の逃げができる。そこで落ち着けばいいのにマトリックスは容赦無く吉岡選手を振り落とそうとアタック攻撃を仕掛ける。
耐えられなく、マトリックス2名―Team UKYO吉岡選手―SHIMANO2名ブリジストン1名という周回が行われた。
残り2周となって吉岡選手の後続3名もバラバラになりずっとタイムトライアル状態だった吉岡選手をSHIMANO横山選手が追い抜きレースは終わった。
吉岡選手は逃げ集団からマトリックス選手と逃げ、その逃げのマトリックスの攻撃を何回も耐えたが逃げられてしまい、そこからも諦めず一人で追いかけたとして敢闘賞を得た。

ゴールだけ見たらサバイバルレース。
レースを見たら「レースとはなんなのか」を考えさせられるなんとも言えないレースだった。
確かに大会本部は間違った判断はしていない。要項やミーティング通りの判断を下してレースを行なった。
レースは人が行なっていて、その判断ができる人が行なっている。
ロードレースを「魅せる」「楽しくさせる」「盛り上げる」ことを考えていくのであれば今後の改善も必要になるのではないかと思わせJBCFとして大会として課題が浮き彫りになったレースだと思う。
これからからも同じような考え方で行なっていくのか、改善をしていくのか、どのように改善していくのか。
ロードレースの小さな一人ではあるが一関係者として、いろいろ考えさせられるレースとなった。

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